EDの基礎知識
以前は「インポテンツ、インポテンス(俗称:インポ)」といわれていましたが、直訳すると「性的不能」となり、人格を否定するような響きがあるので、現在では「ED」という言葉が使われるようになってきました。EDは程度によって、「軽度=たまに勃起できない」「中度=勃起が十分でなく、ときどき性交ができない」「完全型=勃起しないため常に性交ができない」に分かれます。しかし、1998年にファイザー製薬のバイアグラが発売され、その後バイエル社のレビトラ、リリー社のシアリスが認可されたことでED治療の幅が広がり、今やEDの治療は治療薬の服用が主流になりました。
ED(勃起不全)は男性であれば誰でもかかりうる病気です。勃起するのに時間がかかったり、勃起しても持続できずに途中で萎えてしまったりして、満足のいく性交ができないと感じる人は、EDの可能性があります。「勃起不全」という言葉にすると、"完全に勃起ができない状態"と思われがちですがそうではありません。
EDに悩む人は、先進国において男性の1割を占めるといわれ、歳をとるにともなって増加傾向にあります。先進国に多いことからもわかるように、EDの原因の多くは、ストレスなどの精神的・心因性のもので、交感神経の緊張により血管が収縮し、海綿体への血液流入が遮断されることによると考えられています。
ED(勃起不全)の治療は、以前は器具を使った治療法や、海綿体注射など苦痛をともなう外科手術などが行われていました。また、日本では40~50代の男性の約半数がEDに悩んでいるという報告もあります。
